新米の季節!お米の正しい研ぎ方と、美味しいおひつご飯のススメ
新米が美味しい季節ですね!
新米が食卓に並ぶ家庭と、うちのように食費節約で1番安いお米を買う家庭、様々だと思いますが、お米の美味しさを最大限に引き出す方法をご存知ですか?
ポイントさえ押さえれば、安いお米でも充分に美味しく食べられます!
お米の保存は冷蔵庫?冷凍庫?
お米には賞味期限がないことをご存知ですか?
ただし、精米されてから約2週間で、だんだんとお米の味が落ちてきてしまいます。
そして、お米が売られているときに入っている、あの袋。
通気性を良くするために、袋には小さな穴があいているので、その袋のままで保存していると、お米が水分を吸って傷んでしまいます。
お米の保存には、温度が低く湿度も一定な冷蔵庫の野菜室が最適です。
より美味しさを保つには、ジッパー付きの袋に1回分ごと小分けにするのがベスト。
炊くときに計量する手間も省けて、時短になります!
我が家は、小分けにはしていませんが‥(汗)
炊きあがりが違う!お米の正しい研ぎ方
お米を研ぐとき、お米を器の底にこすりつけていませんか?
水が透明になるまで、何度もすすいでいませんか?
何を隠そう、昔と今だと、お米の研ぎ方が違っているのです。
昔、実家の母に習った方法と、まるで違っていて驚きました。
[正しいお米の研ぎ方]
1.初めの1回はミネラルウォーター(または浄水器の水)を使って軽くすすぎ、すぐに水を捨てる。
※表面の汚れを浮かせる作業です。浮いてきた汚れが再びお米につく前に、手早く水を捨てます。
※買ってきたお米は乾燥しているので、ミネラルウォーターなど良質の水分を初めに吸わせることで、炊きあがりが美味しくなります。
2.今度は水道水を使って全体を軽くかき回し、すぐに水を捨てる。
※2回目以降は水道水でOKです。
※ここで充分に水をきります。
3.水をきった状態で、優しく20回研ぐ。
※水に浸さず研ぐことで、お米が摩擦し合い、汚れや米ぬかを落とすことができます。
※お米を強く握ったり、ギュッギュッとこすりつけないように注意です。
4.水道水ですすいで、水を捨てる→これを2回繰り返す。
5.最後に、充分に水をきった状態で再び優しく10回研ぐ。
※洗うというよりも、つや出しの意味合いです。
6.水道水ですすいで、水を捨てる→2回繰り返す。
7.充分に水をきってから、分量通りの水を入れて炊飯する。
※水は透明にはなりません。
※お米を研いだあとの乳白色の水は、でんぷんが溶け出た色です。これを全て洗ってしまうと、旨みのないお米になってしまいます。
手順を書くと複雑そうに見えますが
慣れてしまえば全てを終えるのに10分もかかりませんよ♪
何しろ、お米研ぎはスピード勝負です!
炊きたてより美味しくなる“おひつ”の秘密
我が家は去年、新居に引っ越してきたのですが、前の家で家族ぐるみのお付き合いをしていた仲良しの方から、引っ越し祝いとして樽富かまたのおひつをいただきました。
それから9ヶ月間、愛用していて、今や我が家には欠かせない存在です。
ご飯が炊きあがったら、すぐにおひつにうつして蓋をします。
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おひつの中でしばらく蒸らすことで、炊きたて以上に美味しいご飯の出来上がり!
おひつの杉の木が、ご飯の状態に合わせて適度に水分調節をしてくれます。
そのため、蒸らしのあとには、高級旅館で出てきそうなふっくらつややかなご飯が食べられます。
さらに、ご飯に杉の香りがうつって、何とも至福の味わい‥♡
新米なら最高ですが、我が家のように安いお米でも、おひつの効果で極上のご飯にグレードアップしますよ!
ちなみに、上の写真では炊き込みご飯を入れていますが、白米だけでなく炊き込みご飯も、おひつにうつすことで香りが増し、風味もアップします。
おひつへの匂いうつりは、酢を薄めた水を張ってしばらく置くことで解決します。
また、酢水によって、おひつの黒ずみ(カビでなく鉄分が付着したものなら無害なのですが)も予防できます。
美味しさはもちろん、おひつごと食卓に置いておけば、家族から「おかわり!」と言われたときも席を立たずにすみますね♪
(昔ながらの光景です!)
最近では、冷蔵庫·電子レンジ対応のおひつや、手入れが簡単なセラミックおひつも種類豊富ですが、個人的には「木の香りがするご飯」にこの上ない贅沢を感じるので‥やはり、木のおひつが嬉しいです♪
食欲の秋を、“美味しいお米”からはじめてみてはいかがですか。