妊娠中の減塩にも!簡単に取り入れられる乳和食のはじめ方
「乳和食」という言葉をご存知でしょうか。
私たちが日ごろ食べている和食は、優れた健康食として海外でも評価されています。
その反面、塩分を摂りすぎてしまうという欠点もあり、実際に日本人の塩分摂取量は世界でもトップクラスという報告もあるそうです。
従来の和食に牛乳や乳製品を合わせることにより、コクや旨みが生まれ、減塩効果が期待できるというのが「乳和食」の試みです。
牛乳は栄養素の宝庫
牛乳は、私たちの体に欠かせない栄養素をバランスよく摂取できるだけでなく、少ないカロリーで多くの栄養を効率よく摂ることができる食品でもあります。牛乳は、成長期に必要な栄養素をほとんど含んでいるため、子供や若者にはとても適した食品であると言えます。
また、ダイエットの観点からも、牛乳は私たちを強力にサポートしてくれます。
高血圧・糖尿病・高脂血症といった生活習慣病の方が、食事の摂取カロリーを減らそうと、無理なダイエットをすると、栄養素のバランスが乱れてしまいます。
その点、牛乳を摂取すれば少ないカロリーでバランス良く栄養素をとることができるため、健康的なダイエットをサポートする栄養補給食品としても適しています。
乳和食ってなに?
「乳和食」を知るためのポイントは主に3つです。
1.味噌やしょうゆといった和食の調味料に、牛乳(成分無調整牛乳)のコクや旨みを加えることで、
2.食材の味や風味を損なわずに塩分の摂取量を減らしつつ、美味しさをアップさせる。
3.さらに、和食に不足しがちなカルシウムやビタミンといった栄養素を、牛乳で補うことができる。
牛乳を「調味料」として気軽に取り入れよう
「乳和食 レシピ」と検索すると、様々な方が様々なレシピを紹介されています。
ありがたや。
ただ、赤ちゃんや子供がいる家庭では、大げさでなく料理はスピード勝負。
レシピを悠長にみているヒマさえないこともあります。
そこでおススメしたいのが、“普段の料理にちょい足し”作戦。
まず挑戦しやすいのが、汁物だと思います。
味噌汁や豚汁、けんちん汁などを作るときに、味噌を入れる前に牛乳を適量入れる。
そのあと普段より少なめの味噌を溶かし、味見をしながら調整する。
以上、です。
注意する点は、牛乳は沸騰すると吹きこぼれたり、焦げ付いたりしやすいので、煮立たせないよう火加減に気を付けましょう。
また、乳和食には「低脂肪牛乳」や「加工乳」ではなく
「成分無調整牛乳」を使うことをおすすめします。
慣れてきたら、「さばのミルクみそ煮」「切干大根のミルク煮」など、バリエーションを広げていくのも楽しいですね。
参考サイト:
妊娠中の減塩対策や、子供の食事に塩分を控えたい時など、
ぜひ気軽に「乳和食」をはじめてみてください。
健康効果はもちろんですが、味も格別ですよ♪
小山浩子さん著の減塩本、私も一冊注文しようと思います!